ウォルト・ディズニーは2026年7月22日、Disney Entertainment Television(DET)、Pixar Animation Studios、ESPN、コーポレート機能の従業員に人員削減を通知した。
部門別ではPixarが約150人と最も多い。DETは100人弱で、その多くがナショナル・ジオグラフィック(ケーブルネットワークおよび編集・オペレーション)である。ABC News では約12人。ESPN は NFL Network の統合に関連する。**会社は今回の総数を公表していない。**
同社の説明は「事業全体で資源をどう管理し、どこへ再投資するかを継続的に見直した結果を反映したもの(the changes reflect the company's continual evaluation of how it manages resources and reinvests across the business)」というもの。
Pixar については、業績を理由とするものではなく、**本数を絞って高予算の劇場作品へ寄せる3年間の戦略転換**にともなう制作ニーズの変化が背景とされる。
2026年に入って3回目の削減にあたる。1月にマーケティング部門の統合、4月に約1,000人規模の削減があった。背景として報じられているのは、従来型のリニアテレビが業界全体で逆風にさらされていることと、配信サービスが視聴習慣の変化に合わせて変わっていることである。
**この事例にAIは出てこない。** 会社の説明にも、複数の媒体の報道にも、AI・自動化・生成AIへの言及は無い。**AI失業カウンターには一切計上せず、AIとの関係は「確認できない(none)」としている。**
**それでも収録しているのは、2026年に有名企業が人を減らすと「またAIか」と読まれるためである。** 当データベースには、パナソニックHD(AIが理由ではない構造改革)、Microsoft(人事責任者が「対象の職務はAIによって置き換えられるものではない」と明言)、UPS(主因はアマゾン向け取扱量の縮小)、Centrica(CEOが「AIが主な理由ではない」と明言)といった対照事例がある。ディズニーもその一つとして記録する。
メディア業界の雇用が縮んでいること自体は当データベースも別途記録している。Press Gazette の集計では、2025年に英米のジャーナリズム関連で少なくとも3,434人が減っている。ただしそれもAIを理由とするものに限定した数字ではない。