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イラストレーターはAIでなくなるのか

絵師・イラスト制作を含みます。キャラクター、装画、素材制作。画像生成の普及で量産領域の単価が下がり、作家性と権利処理の確かさが価値になっている。

AI影響の暫定スコア

66/ 100

やや大きい

生き残るためにやることを見る
イラストレーター(イメージ写真)

リスクスコアは参考指標です。編集部が公開情報をもとに手動で設定した暫定値であり、特定の個人の雇用や将来を断定・予測するものではありません。 算定の考え方はデータ定義に記載しています。

この職種で起きていること(1件)

この職種の記録をすべて見る

代替されやすい業務

  • 汎用素材・アイコンの制作
  • ラフ・アイデア出しのバリエーション
  • 既存絵柄に沿った差分制作
  • 背景・小物の量産

代替されにくい業務

  • 作家性が求められる作品制作
  • 権利関係が明確な商用イラスト
  • アートディレクションと監修
  • クライアントとの意図のすり合わせ

生き残るためにやること

最初に取り組むこと

置き換わりやすい業務を1つ選び、いまの手順を書き出す

汎用素材・アイコンの制作、ラフ・アイデア出しのバリエーション、既存絵柄に沿った差分制作のうち、自分がいちばん時間を使っているものを1つ選びます。手順を書き出して、判断が入らない部分に印を付けると、AIや道具に任せられる候補が見えてきます。

比重を移す先

作家性が求められる作品制作、権利関係が明確な商用イラスト、アートディレクションと監修、クライアントとの意図のすり合わせは置き換わりにくい業務です。担当を増やせる機会がないか確かめてください。足すスキルとして、画像生成ツールを組み込んだ制作フロー、著作権・学習データを巡る権利の理解、アートディレクション、3D・アニメーションなど隣接領域を挙げています。

講座を受けるなら、教育訓練給付制度(厚生労働省)(外部サイト)で受講費用の一部が支給される場合があります(要件あり・確認日 2026-08-15)。 どの行動も、仕事を失わないことを約束するものではありません。

この仕事はどう変わってきたか編集部の見立て

この節は出典つきの記録ではありません。 公開情報と当データベースの記録をふまえて編集部が書いた読み物で、とくに「この先」は 起きていないことについての見立てです。出典のある数字はこの職種で起きていること見えない失業にあります。

  1. これまでAIが実用段階に入る前

    依頼を受けて絵を描く。画風が個人の資産で、指名で仕事が来る世界だった。習作を重ねた年数がそのまま実力として見られた。

  2. いま足元で起きていること

    画像生成が実用段階に入り、量産される挿絵やバナーの領域から需要が抜けている。当データベースの指標でも、デザイナー等の有効求人倍率は0.15倍と全職種で最も低い。ただしこの職種はもともとフリーランス中心で、ハローワークの求人には表れにくい点は差し引く必要がある。

  3. この先起きていないことについての見立て

    「絵を出力すること」の価値は下がり続けるだろう。残るのは、作家性で選ばれる仕事と、生成物を含めた画面全体の設計を引き受ける仕事とみられる。

スコアの根拠

画像生成モデルの実用化により、素材・カット・ラフといった量産領域の発注が明確に減っている。一方で作家性のある作品、学習データの権利が問題になる領域、監修を伴う仕事は残るため、事務職ほど高くはしていない。

内訳(合計66点)

  • 定型業務の比率22

    素材・カット・バリエーション出しなど、仕様が決まった制作が多い。

  • 置き換え事例の多さ20

    素材系・ソーシャルゲーム系を中心に発注減と単価下落が報告されている。

  • 対人・現場依存度の低さ20

    制作から納品まで遠隔で完結する。

  • 判断の自動化しやすさ4

    構図や配色の生成は自動化できるが、作品としての取捨選択は人に残る。

イラストレーターとAIについて、よくある質問

イラストレーターの仕事はAIでなくなりますか?
なくなるとは考えていません。編集部のAI影響スコアは66/100(やや大きい)で、これは職種の消滅確率ではなく「業務の一部がAIに置き換わりやすいか」を表します。汎用素材・アイコンの制作のような部分は置き換わりやすい一方、作家性が求められる作品制作は残ります。
イラストレーターのどの業務がAIに置き換わりやすいですか?
汎用素材・アイコンの制作、ラフ・アイデア出しのバリエーション、既存絵柄に沿った差分制作、背景・小物の量産です。いずれも入力と出力が決まっていて、成果物の良し悪しを機械が判定しやすい業務です。
イラストレーターがAIに残されにくいのはどの部分ですか?
作家性が求められる作品制作、権利関係が明確な商用イラスト、アートディレクションと監修、クライアントとの意図のすり合わせです。相手や現場の状況によって正解が変わり、責任の所在が人に残る業務ほど置き換えが進みにくくなります。
イラストレーターはいま何を学べばいいですか?
画像生成ツールを組み込んだ制作フロー、著作権・学習データを巡る権利の理解、アートディレクション、3D・アニメーションなど隣接領域を挙げています。求人動向としては、「早く安く描く」ことでの競争は成立しにくくなる。名前で仕事が来る作家と、権利・監修を引き受けられる人に二極化しやすい。

答えはこのページに載せている編集部の評価と求人動向をまとめ直したものです。 スコアの決め方はデータの定義に書いています。