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その他AI関係:明示信頼度A

経団連、HR部門のAI活用で報告書 「AIは人間の意思決定のサポート」を大前提に置く

経団連が2026年4月、HR(人事)部門でのAI活用に関する報告書を公表した。自社調査(75社)では9割以上がAIを何らかの形で活用していると回答する一方、OECD調査ではアルゴリズム管理ツールの導入率は米国90%に対し日本40%にとどまる。報告書は大前提として「HR部門におけるAIは、人間の意思決定のサポート」と位置づけている。

確認できた事実

企業・組織
日本経済団体連合会
国・地域
日本日本
イベント種別
その他
影響人数
非公表不明HR部門でのAI活用状況をまとめた報告書であり、人数の統計ではない。

一般社団法人日本経済団体連合会は2026年4月14日、「HR部門におけるAI等の活用に関する報告書」を公表した。2025年7月から2026年2月にかけて、採用・人材配置・人材育成・労務管理の各分野でAIを活用している企業やシステム開発事業者へのヒアリングを行ってまとめたものである。

経団連が2025年11月27日〜12月15日に会員企業75社を対象に実施した調査では、AIの活用状況は「複数の業務プロセスで広く活用」46%、「一部部署や一部業務プロセスに限定して活用」24%、「業務プロセスには組み込んでいないが、ChatGPT・Copilot等の生成AIツール利用を会社として許可」23%で、**合計すると9割以上がAIを活用している**と回答した。

一方で報告書は、OECDの雇用者調査(2025年)を引用し、AIを含むアルゴリズム管理ツール(①社員への指示②監視③評価のためのツール)を導入している企業の割合が、**アメリカ90%、フランス81%、ドイツ78%、イタリア76%、スペイン78%に対し、日本は40%にとどまる**ことを示している。

人事分野でAIを使うことについて、報告書は**大前提として「HR部門におけるAIは、人間の意思決定のサポート」**と明記し、安全性・公平性・透明性の確保を求められる対応の第一に挙げている。採用や評価をAIが決めるのではなく、人が決めるための材料にとどめるという立場である。

またJILPT(労働政策研究・研修機構)の調査を引用し、AIが導入された場合に期待することとして「煩雑なタスクからの解放」82.5%、「労働生産性の向上」82.5%、「社員がより高度な業務に集中できる」72.1%が挙がっていることを示している。**期待の中身は、置き換えではなく負担の軽減に寄っている。**

**この報告書が雇用にとって重要なのは、採用・配置・評価という「人の処遇を決める場面」にAIが入り始めていることを、経済界の代表的な団体が公式に整理した点である。** 職を減らす話ではないが、誰が採用され誰が昇進するかにAIが関与するようになれば、それは別の意味で雇用の話になる。

人数の統計ではないため、AI失業カウンターには計上していない。

AIとの関係

AIを唯一の原因と断定しません。分類ラベルと、その判断根拠を必ずセットで掲載します。

AI関係:明示企業・政府・一次情報がAI/自動化/ロボットとの関係を明示している。

判断根拠

報告書そのものがHR部門におけるAI活用を主題としており、経団連が会員企業への調査結果とあわせて公表している。

信頼度A企業IR・公式発表・政府統計などの一次情報を確認済み。

信頼度の根拠

経団連が公開している報告書PDFの原文を直接確認した。引用元のOECD調査・JILPT調査の出典も報告書内に明記されている。

一次情報の有無:なし(二次情報のみ)

情報ソース(1件)

1つのイベントに複数の情報源を紐付けています。日時は各ソースが公開された日時(JST表示)です。

  1. 調査・研究機関一次情報

    日本経済団体連合会「HR部門におけるAI等の活用に関する報告書」

    【大前提】HR部門におけるAIは、人間の意思決定のサポート/OECD調査によると、何らかのアルゴリズム管理ソフトウェア(AIを含む①指示ツール、②モニタリングツール、③評価ツールーーの3つ。)を導入している企業の割合は、アメリカが90%、EUが79%(EU平均)となっているが、日本は40%に止まっている。
    ソース公開日時
    原文タイムゾーン
    Asia/Tokyo
    言語
    ja

    URL: https://www.keidanren.or.jp/policy/2026/016.pdf(新しいタブで開きます)

  • その他AI関係:明示信頼度A

    国、AI時代の公務員人材改革プランを公表 「AIによる代替」を論点に挙げつつ新卒採用は強化する方向

    内閣官房内閣人事局が2026年7月28日、「人口減少社会×AI時代の行政を支える人材改革プラン」を公表した。有識者会議で「AIによる代替、人とAIの役割分担」などを論点として検討し、2027年1月を目途に取りまとめる。一方で人材確保は強化する方向で、高校生向け年4,000人・大学1〜2年生向け年500人といったKPIを置いている。

    発表元
    内閣官房内閣人事局
    日本
    業界
    公的機関・統計
    出来事の日付
    2026年7月28日

  • その他AI関係:明示信頼度A

    厚労省調査、AI導入は事業所の31% 一方で人手「不足」超過は+49ポイントと高止まり

    厚生労働省の労働経済動向調査(2026年2月)で、AIを導入している事業所は31%、導入していないは67%だった。導入した事業所の78%が効果を実感し、その内容は「作業負担の軽減や作業効率の改善」が91%で最多。同じ調査で正社員等の雇用判断D.I.は+6、労働者過不足判断D.I.は+49と、人手不足が続いている。

    発表元
    厚生労働省
    日本
    業界
    公的機関・統計
    出来事の日付
    2026年3月30日

  • その他AI関係:関連可能性信頼度A

    事務職の有効求人倍率は0.35倍 全体1.01倍・介護3.70倍との差が示すもの

    厚生労働省の一般職業紹介状況(2026年6月分)によると、職業計の有効求人倍率は1.01倍だが、内訳は事務従事者0.35倍、うち一般事務0.28倍、事務用機器操作員0.26倍と低い。一方で介護サービスは3.70倍、建設・採掘4.80倍、保安職業5.85倍。最も低いのは美術家・デザイナー・写真家・映像撮影者の0.15倍だった。

    発表元
    厚生労働省
    日本
    業界
    公的機関・統計
    出来事の日付
    2026年7月31日

  • 調査・研究AI関係:明示信頼度B

    キャリア採用業務で生成AIを利用する企業が28.7% 面接は人が担うとの回答が75.3%

    国内の人事担当者295人への調査で、キャリア採用の業務に生成AIを利用している企業が28.7%に達した一方、今後も人が担うべき業務として「面接・面談」を挙げた回答が75.3%と最も多かった。

    発表元
    学情
    日本
    業界
    公的機関・統計
    出来事の日付
    2026年6月15日