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その他AI関係:明示信頼度A

厚労省調査、AI導入は事業所の31% 一方で人手「不足」超過は+49ポイントと高止まり

厚生労働省の労働経済動向調査(2026年2月)で、AIを導入している事業所は31%、導入していないは67%だった。導入した事業所の78%が効果を実感し、その内容は「作業負担の軽減や作業効率の改善」が91%で最多。同じ調査で正社員等の雇用判断D.I.は+6、労働者過不足判断D.I.は+49と、人手不足が続いている。

確認できた事実

企業・組織
厚生労働省
国・地域
日本日本
イベント種別
その他
影響人数
非公表不明AIの導入率と効果、雇用判断D.I.を示した調査であり、人数の統計ではない。

厚生労働省は2026年3月30日、労働経済動向調査(令和8年2月)の結果を公表した。主要産業の規模30人以上の民営事業所から5,786事業所を抽出し、3,136事業所から有効回答を得たもので、調査時点は2026年2月1日である。今回は特別項目として「AIの導入状況」を調べている。

AIを「導入している」事業所は31%、「導入していない」は67%だった。**企業規模が小さくなるほど「導入していない」割合が多くなる。**

導入している事業所のうち「AI活用後に効果があった」とする割合は78%。効果の内容(複数回答)は「作業負担の軽減や作業効率の改善」が91%で最も多く、「品質の向上」33%、「労働時間の短縮や休暇・休日の増加」25%と続いた。**人員削減や人件費削減を効果として挙げた項目は、上位に出てきていない。**

同じ調査の雇用の指標を見ると、正社員等の雇用判断D.I.(増加-減少)は+6ポイントで、増加させた事業所の方が多い。産業別では情報通信業が+14ポイントで最大だった。労働者過不足判断D.I.(不足-過剰)は正社員等で+49ポイント、パートタイムで+28ポイントと、いずれも2025年11月から横ばいで高止まりしている。

**つまり日本では、AI導入と人手不足が同時に進行している。** 導入した事業所が挙げる効果も「人を減らせた」ではなく「作業の負担が軽くなった」である。海外で見られる「AIを理由とする大規模な人員削減」とは、いまのところ様相が違う。

ただしこの調査は規模30人以上の事業所を対象としており、個人事業主やフリーランスは含まれない。またAIの定義は「有償契約で導入しているもの(自社開発を含む)」で、**労働者が個人で使っている分は除かれている。** 実際の職場でのAI利用は、この31%より広い可能性が高い。

人数の統計ではないため、AI失業カウンターには計上していない。

AIとの関係

AIを唯一の原因と断定しません。分類ラベルと、その判断根拠を必ずセットで掲載します。

AI関係:明示企業・政府・一次情報がAI/自動化/ロボットとの関係を明示している。

判断根拠

厚生労働省が特別項目として「AIの導入状況」を調査し、導入率と効果の内容を公表している。政府統計そのものがAIを対象としている。

信頼度A企業IR・公式発表・政府統計などの一次情報を確認済み。

信頼度の根拠

厚生労働省の報道発表資料(PDF)の原文を直接確認した。調査対象数・有効回答数・調査時点も原文に記載がある。

一次情報の有無:あり

情報ソース(1件)

1つのイベントに複数の情報源を紐付けています。日時は各ソースが公開された日時(JST表示)です。

  1. 政府・公的機関一次情報

    厚生労働省「労働経済動向調査(令和8年2月)の結果」

    AIを導入している事業所の状況(調査産業計)をみると、「AIを導入している」31%、「AIを導入していない」67%となり、企業規模が小さくなるほど「AIを導入していない」とする割合が多くなっている。「AIを導入している」事業所のうち「AI活用後に効果があった」とする割合は78%となっており、それらの事業所について、効果があった内容(複数回答)をみると、「作業負担の軽減や作業効率の改善」とする割合が91%と最も多く
    ソース公開日時
    原文タイムゾーン
    Asia/Tokyo
    言語
    ja

    URL: https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keizai/2602/dl/6siryo.pdf(新しいタブで開きます)

  • その他AI関係:関連可能性信頼度A

    事務職の有効求人倍率は0.35倍 全体1.01倍・介護3.70倍との差が示すもの

    厚生労働省の一般職業紹介状況(2026年6月分)によると、職業計の有効求人倍率は1.01倍だが、内訳は事務従事者0.35倍、うち一般事務0.28倍、事務用機器操作員0.26倍と低い。一方で介護サービスは3.70倍、建設・採掘4.80倍、保安職業5.85倍。最も低いのは美術家・デザイナー・写真家・映像撮影者の0.15倍だった。

    発表元
    厚生労働省
    日本
    業界
    公的機関・統計
    出来事の日付
    2026年7月31日

  • その他AI関係:明示信頼度A

    国、AI時代の公務員人材改革プランを公表 「AIによる代替」を論点に挙げつつ新卒採用は強化する方向

    内閣官房内閣人事局が2026年7月28日、「人口減少社会×AI時代の行政を支える人材改革プラン」を公表した。有識者会議で「AIによる代替、人とAIの役割分担」などを論点として検討し、2027年1月を目途に取りまとめる。一方で人材確保は強化する方向で、高校生向け年4,000人・大学1〜2年生向け年500人といったKPIを置いている。

    発表元
    内閣官房内閣人事局
    日本
    業界
    公的機関・統計
    出来事の日付
    2026年7月28日

  • その他AI関係:明示信頼度A

    経団連、HR部門のAI活用で報告書 「AIは人間の意思決定のサポート」を大前提に置く

    経団連が2026年4月、HR(人事)部門でのAI活用に関する報告書を公表した。自社調査(75社)では9割以上がAIを何らかの形で活用していると回答する一方、OECD調査ではアルゴリズム管理ツールの導入率は米国90%に対し日本40%にとどまる。報告書は大前提として「HR部門におけるAIは、人間の意思決定のサポート」と位置づけている。

    発表元
    日本経済団体連合会
    日本
    業界
    公的機関・統計
    出来事の日付
    2026年4月14日

  • 政府統計AI関係:明示信頼度A

    東京商工リサーチ調査、生成AI活用企業の53.4%が人員配置・抑制の見直しを検討

    東京商工リサーチが6,327社を対象に実施した2026年4月の生成AIに関するアンケート調査で、生成AIの活用を進める企業のうち53.4%が今後の人員配置・抑制の見直しに何らかの影響があると回答した。内訳は配置転換の可能性が28.9%、従業員数抑制の可能性が16.1%。大企業では配置転換の可能性が46.7%に達した。

    発表元
    東京商工リサーチ
    日本
    業界
    公的機関・統計
    出来事の日付
    2026年4月