キャリア採用業務で生成AIを利用する企業が28.7% 面接は人が担うとの回答が75.3%
国内の人事担当者295人への調査で、キャリア採用の業務に生成AIを利用している企業が28.7%に達した一方、今後も人が担うべき業務として「面接・面談」を挙げた回答が75.3%と最も多かった。
- 発表元
- 学情
- 国
- 日本
- 業界
- 公的機関・統計
- 出来事の日付
- 2026年6月15日
帝国データバンクが国内1万312社から回答を得た調査で、生成AIを活用していると答えた企業は34.5%だった。人材面の懸念として「若手が育たなくなった」との回答も現れている。
帝国データバンクが2026年5月14日に公表した調査によると、生成AIを「非常に活用している」が4.4%、「やや活用している」が30.2%で、あわせて34.5%の企業が活用していると回答した。調査は2026年3月17日から31日に実施され、1万312社が有効回答した(回答率44.2%)。
人材面の懸念としては「社員が業務をAI任せにして、仕事への意欲やスキルが低下した」が4.0%、「若手が育たなくなった」が2.2%だった。比率としては小さいが、AIの導入が育成の側に影響し始めていることを示す回答である。
この調査は人員削減の有無を尋ねたものではない。国内の生成AI活用がどこまで広がっているかを示す背景データとして収録している。
AIを唯一の原因と断定しません。分類ラベルと、その判断根拠を必ずセットで掲載します。
調査が生成AIの活用状況そのものを対象としており、回答企業がAIの利用と人材面への影響を直接答えている。
調査主体である帝国データバンクの公表ページを直接確認した。調査期間・有効回答数・比率の記載がある。
一次情報の有無:なし(二次情報のみ)
1つのイベントに複数の情報源を紐付けています。日時は各ソースが公開された日時(JST表示)です。
帝国データバンク
生成AIを活用している企業は34.5%(「非常に活用している」4.4%、「やや活用している」30.2%)
URL: https://www.tdb.co.jp/report/economic/20260514-genai/(新しいタブで開きます)
国内の人事担当者295人への調査で、キャリア採用の業務に生成AIを利用している企業が28.7%に達した一方、今後も人が担うべき業務として「面接・面談」を挙げた回答が75.3%と最も多かった。
総務省が2025年7月に公表した「令和7年版 情報通信白書」で、個人の生成AI利用率が日本26.7%にとどまり、米国68.8%、中国81.2%、ドイツ59.2%と大きな差があることが示された。企業側でも生成AIの活用方針を定めているのは49.7%で、前年度の42.7%から上昇したものの半数に届いていない。
カナダ統計局が2026年1月に公表した分析で、2022年11月から2025年12月にかけて、AIに影響を受けやすいとされる職種でも雇用は減らず、むしろ増えていたことが示された。ただし学歴による差が大きく、高学歴層が10〜20%の伸びを示した一方、高卒以下では影響度にかかわらず雇用の伸びがほとんど見られなかった。
IMFが2024年1月14日に公表した分析「Gen-AI: Artificial Intelligence and the Future of Work」で、世界の全雇用の約40%が何らかの形でAIの影響を受けるとの推計が示された。先進国ではこの割合が約60%に上がる。影響を受ける職のうち約半分は生産性向上の恩恵を受けうる一方、残り半分は人が担ってきた業務がAIに置き換わり、労働需要の低下につながりうるとしている。